落語と無声映画が
コラボしたイベントということで
即、申しました。
「語りと映画」
会場:大阪歴史博物館4階講堂
創作落語「昭和任侠伝」桂三風
落語が終わって
舞台下に降りてきてネタに関して解説。
「先代の春蝶師匠がよくやっていたネタです。
朝日放送に務めていて
桂音也という落語家になった人の作品です。」
幕が開き
坂本頼光さん登場
作品解説
「昭和3年にできた『血煙高田馬場』を見てもらいます。
大河内伝次郎が主演。
伴淳三郎も出てきます。
もうひとつは『国士無双』です。
片岡千恵蔵主演。
当時15歳の山田五十鈴が出ています。
こちらの映画にも伴淳三郎が出ています。
伊勢伊勢守役の高勢実乗は
のちに「あのねぇ、おじさん」として一斉を風靡した人気役者です。」
伊丹十三のお父さん、伊丹万作の監督作品です。
無声映画
「血煙高田馬場」
「国士無双」
ミニ講座
大正・大阪の映画事情
船越幹央さん(歴史博物館学芸員)
「血煙高田馬場」に出演していた實川延一郎は
「日本には
純粋にサイレント映画の時代は無かった。」と言っている。
というのも、
「無声映画には、全ての作品に活動弁士がついていた。
これは外国では有り得ないこと。」
「日本の場合、音・しゃべりがセットになっていた。
これが特徴である。
なぜ、この形式が発展したのか?」
文楽という
三味線と浄瑠璃
そして人形という
語り物の文化が定着していたので
すっと受け入れられたからだ。」
(私の心の中、
すっげー、文楽の話題になった!)
現在とは異なる上映方法での上映があった。
大正時代の連鎖劇(実演と映画のミックス)
(私の心の中、
むっちゃ面白そう。
1つの作品で映画上映しながら、舞台で演劇して、また映画に戻ったりしてたの?
面白い!)
15:13 中入り
15:25後半スタート
創作落語「下町の散髪屋さん」桂三風
無声映画
「下町の理髪師」弁士・坂本頼光
2015年三風さんの30周年記念落語会のために
作った無声映画。
文福さん、三金さんなど
上方の落語家さん、たくさん出演。
三風さん御自身も
散髪屋さん役で出演。
わざと無声映画の時代っぽく仕上げている。
16:15終演
落語も
無声映画も
すっごく面白かったです。
三風さんの30周年記念の無声映画も
2015年の作品なのに
古い感じを出しているんです。
登場している落語家さんが
役になりきっているのが
すっごく面白かったです。
坂本頼光さんは
明日から
出演します。
(10分ぐらいの映画だそうです。)
講堂のロビーに
テンションが高くなる掲示物を見つけました。
文楽の絵と
上方芸能人顕彰
です。
上方芸能人顕彰は、
知っている人の名前を探すのが
楽しかったです。