今回の「お染久松」、
「新版歌祭文」じゃない方の
「お染久松」なのぉ!
「新版歌祭文」が見たかったよ~。
お光ちゃん出ないやん!
お灸の場面無いやん!
って
不満ありだったのですが、
今回「染模様妹背門松」を見て
考えが変わりました。
数ある文楽の演目の中で
「ストーリーがわかりやすい」!ということで
文楽初心者さんに
オススメさせていただきます。
自分を文楽ファンと自負した上で述べさせていただきます。
文楽って、
ストーリーが複雑な話が多いですよね。
人間関係を整理して見るのに、
疲れるんです。
(あ~、それは、「お前がバカだから」と思っていただいて結構です。)
登場人物が
出世して名前が変わったり、
実は◯◯とか正体を隠して登場したり、
よく似た世代の夫婦が数組出てきたり、
「ストーリー複雑過ぎる!」って
思うんですよね。
ところが、
「染模様妹背門松」のストーリーは
シンプルなんです。
はい、文楽初心者さんに
わかりやすい文楽の演目、
文楽の入り口として
現在、国立文楽劇場で上演中の
「染模様妹背門松」を推薦させていただきます。
もう2点、
「染模様妹背門松」を推薦する理由を挙げさせていただきます。
1つ目は
笑えるんです。
むちゃくちゃ面白いです。
もう、1つは、
「愛するとは?」ということを考えさせられます。
女性に問います。
自分の好きな男の人が
「パパに鼻をチンしてもらっているのを見たら、
どうしますか?」
百年の恋も冷めそうですが、
それでも
好き!という人も居るでしょう。
「愛するとは、
どういうことか?」に、ついて
考えさせられますよ。
私が
オススメする「染模様妹背門松」は
国立文楽劇場にて、
26日まで上演中です。