【2017年11月文楽公演を鑑賞後、床本を「上の巻」から読んだ感想】
巷で話題になっている
『心中宵庚申』は、半兵衛がしっかりしていれば、全てが上手くいったのに、、、と言う
半兵衛ふがいない説に
反論すべく
心中宵庚申を
上の巻(11月文楽公演では中の巻、下の巻しか上演されていません)から
読んでみました。
bunraku.nov.2017.flyer.2
 
 
「半兵衛はいい男」と思われる5つのポイントが出てきました。
 
1,イケメンである。
  改作『八百屋献立』では
  姑が半兵衛を床に誘うシーンもあり、
  男前だと想像できる。
 
2,仕事が出来る。
  太兵衞という姑の甥が居ながらも、
  あまりの頼り無さに
  八百屋を任せられないと判断し、
  半兵衛を養子に迎えた。
 
3,優しい。
  自分が長男で武士を継げるのに、
  異母兄弟の弟に跡継ぎを譲ってあげた。
 
以下は、
上の巻を読んで分かったことです。
 
4,料理が上手い。
  弟、小七郎が仕える坂部郷左衛門の主君
  浅山殿の御成に居合わせ、
  見事な料理を作って、
  殿様のお気に召した。
 
5,頭が良い。
  弟が同僚の男性4人から求愛されていて
 「1人選ばないといけない」窮状にあった時に
 半兵衛の機転で無事解決した。
 
 
ねっ、
半兵衛って、
いい男でしょ?
 
ブログタイトルの「半兵衛はいい男」は、
第1部の『鑓の権三重帷子』の
「鑓の権左は、いい男」をオマージュしました。
 
 
bunraku.nov.2017.flyer.2
 
古典芸能案内人
天野光(アマノヒカル)でした。
 
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