「2代目玉男さんの襲名記念に」
是非、
購入して下さい。
というのは
言わずもがなですよね。
私は
44ページに注目しました。
4月公演の初日、
観劇させていただきました。
その公演の幕間で
国立劇場文楽賞と、文楽協会賞の贈賞式が行われたのです。
その様子が公式ホームページで
写真入りで紹介されています。
●第34回(平成26年度) 国立劇場文楽賞
〈文 楽 大 賞〉 吉田 和生
〈文楽優秀賞〉 鶴澤 清介
〈文楽優秀賞〉 吉田 幸助
〈文楽奨励賞〉 豊澤 龍爾
〈文楽奨励賞〉 豊竹 希大夫
〈文楽特別賞〉 竹本 源大夫
●文楽協会賞
〈太 夫 の 部〉 豊竹 芳穂大夫
〈三味線の部〉 鶴澤 寛太郎
〈人 形 の 部〉 吉田 和馬
源大夫師匠が
文楽ファンの前に
出てきて下さったのです。
感動ものでした。
私も泣きました。
たくさんのお客さんが
泣いていました。
大きな引退興行をすることなく
引退を発表なさった師匠が
舞台に出て下さって、
本当に嬉しかったです。
退場するときも、
表彰された技芸員さんが
源大夫師匠の退場を見守ってから、
舞台の袖に戻っていかれた姿を見て、
三業それぞれの技芸員さんが
他の技芸員さんにも
敬意をはらっていらっしゃるのが
とても良くわかりました。
「野球(ピッチャー、キャッチャー、外野手)」
や
「天ぷらうどん(天ぷら、うどん、だし)」
に例えられる文楽ですが、
三業のお互いの芸への敬意の上に成り立っている
高等芸術であることを再認識した瞬間でした。
「源大夫師匠、
いつまでも
お元気で。
文楽を見守っていて下さい。」
源大夫師匠の引退のご挨拶は
平成26年の11月公演のプログラムで
読むことができます。
さて、
平成27年4月のプログラム
44ページには
国立劇場文楽賞と、文楽協会賞を
受賞された技芸員さんのお名前が掲載されているのと
新技芸員誕生が掲載されているのが
是非、購入していただきたい理由です。
新技芸員さんは、
私が去年から足繁く通った研修生募集のイベントで
登場していらした元研修生さんなのです。
豊竹咲若大夫さん、
吉田玉征さん、
桐竹勘昇さんの
成長を温かく見守りたいと思います。