吉田幸助さんが8月22日午後、
五代吉田玉助襲名の
記者会見を行ないました。
玉助(たますけ)は
お祖父様の御名跡です。
四代玉助の名跡は、
幸助さんのご尊父の吉田玉幸さんに追贈*されます。
玉助の名跡が復活するのは53年ぶりとのこと、です。
幸助さんが会見の中で
三代目玉助さんが昭和17年に襲名披露狂言に選んだ
本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)の
山本勘助の役を
襲名披露で遣うと話していらっしゃったので、
当時のプログラムを持っているのではないか?と
自分の収集したプログラムを探してみたのですが、
残念ながら
『襲名披露公演』のプログラムは
見つかりませんでした。
しかし
昭和17年7月の新橋演舞場の
プログラムが出てきたので、
写真をアップさせていただきます。
(縦16.6cm横9cmの小さい冊子です。
ページ数は表紙、広告込みで20ページです。)
新橋演舞場では
『本朝廿四孝』では無く、
『繪本太功記』が狂言として選ばれ、
玉助さんは武智重次郎を
遣っておられました。
まとめますと、
お祖父様は玉幸から三代目玉助へ。
お父様は玉幸のままお亡くなりになられたので、
来年四代目玉助を追贈され、
幸助さんは五代目玉助を襲名されます。
改めまして、
襲名おめでとうございます。
ますますの御活躍をお祈り申し上げます。
古典芸能案内人
天野光でした。
*追贈とは
「亡くなったあとに官位を贈ること」です。
【動画】文楽人形遣い吉田幸助さん 五代玉助襲名会見「53年ぶりに復活」1
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