2017年1月14日(土)

大阪市立中央図書館の、

「謡本(うたいぼん)を読んでみよう」を受講しました。

chuoutoshokan

 

utaibonwoyoumou

あ~、勘違い。

家を出る直前まで、

「中之島図書館」だと思いこんでいたのです。

開始7分前に会場に到着できました。

 

「誤算」でした。

いいえ

「嬉しい誤算」と言うべきです。

 

「謡本を読んでみよう」とのタイトルだったので、

てっきり、

read aloud

「声に出して読む」講座だと思っていたのです。

ところが、

「能鑑賞教室」とでも言いましょうか。

「能の基礎知識」とでも言いましょうか。

能を見るためのイロハを教えてくれる講座だったのです。

ものスゴク良かったです。

一気に能ファンになりました。

講師の先生は、

能楽大倉流小鼓 久田陽春子(ひさだやすこ)さんでした。

 

まずは、

能の役割について

・シテ方

・ワキ方

・狂言方

・囃子方

囃子方の楽器は

笛、

小鼓、

大鼓、

太鼓の4種類です。

太鼓は使わない演目があります。

先程も申し上げた通り、会場に着いたのが遅かったので

後方の席に座っていたのです。

近視なもので、

「えっ?同じ漢字?」と思ったのですが、

点(、)があるのと無いのの違いがありました。

点があるのが、太鼓(たいこ)で

点が無いのが大鼓(おおつづみ)でした 😳

演目は、200曲~230曲ぐらいあって

よく演じられるのは、100曲ぐらいだそうです。

歴史は

観阿弥、世阿弥以降なので

700~650年もの歴史があります。

主役の役柄によって5つに分類される作品

・初番目物 神様が主人公

・二番目物(修羅物) 男性が主役

・三番目物(鬘物) 女性が主役

・四番目物(雑物) 狂人が主役

・五番目物(切物) 鬼が主役

伊勢物語や源氏物語、平家物語を題材にした能が多い。

ここで、

今回の講座のサブタイトル「若手能」鑑賞のための入門講座通り、

1月21日(土)大槻能楽堂で開催される「若手能」の演目の一つである

平家物語からの物語

「小督」のお話に入ります。

 

観世流の謡本には著作権があり、コピー禁止。

檜書店が観世流の謡本の著作権を持っているそうです。

 

小督の謡本の解説。

登場人物や

衣裳、

物語を詳しく教えて下さいました。

 

面白い!

むちゃくちゃ面白いです、お能!

大槻能楽堂へ寄って

21日の若手能のチケットを買いました。

今まで

雰囲気が好きで

「ろうそく能」は続けて行っていたのですが、

物語が分かるともっと面白いです。

これからは

機会を作って

「お能を見る」こととします。