人形浄瑠璃文楽の人形遣いで、
来年4月に師匠の名跡を継いで
「吉田玉男」の二代目を襲名する吉田玉女さん(61)が27日、
大阪市内で記者会見し、
「師匠から教わった部分に自分なりの解釈や思いも入れて、精進していきたい」
と意気込みを語った。
玉女さんは1968年に初代玉男さんに入門。
立役(男役)で活躍している。
同期入門の桐竹勘十郎さん、吉田和生さんと共に会見に臨んだ玉女さんは
「師匠は80歳になっても色気があった。
女形にほれられる役を自分でも手がけたい」
と話した。
襲名披露公演は、来年4月に大阪・国立文楽劇場で、同5月に東京・国立劇場で行い、
「一谷嫩軍記」で、初代の当たり役「熊谷次郎直実」を遣う。