私が、
日本で1番、
コストパフォーマンスの良いプログラムと思っている文楽劇場のプログラムです。
この内容、
このボリュームで
650円也!
絶対、買いです!
作品のあらすじ・過去の舞台写真のほか、物語が作られた背景や見どころなどを解説した鑑賞ガイドのページ、そして、文楽をより楽しんでいただけるよう、様々な企画ページを盛り込んでいます。
◆寄稿文◆
毎回、様々な分野でご活躍されている方から、文楽や演目についてのご寄稿文をいただいています。
「文楽とわたし」 ドナルド・キーン氏〈コロンビア大学名誉教授〉
…長年にわたり、日本文学や伝統芸能の研究に尽力されてきたドナルド・キーン氏が、文楽との出会いなどを綴っておられます。
「大阪相撲発祥の地 堀江」 飯田直樹氏〈大阪歴史博物館〉
…「双蝶々曲輪日記」堀江相撲場の段の舞台である堀江(現在の大阪市西区)と、大阪相撲との関係を、近世・近代の大阪について研究されている飯田直樹氏がひも解きます。
「あだ四の衝撃」 宮城聰氏〈SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督〉
…現代演劇の旗手・宮城聰氏が、自身が台本・演出を担当されたこともある「奥州安達原」四段目について縦横に語っておられます。
◆技芸員にきく◆
出演者のインタビューページで、今回は鶴澤清治(三味線弾き)です。
今回の公演(第2部)で演奏する「奥州安達原」環の宮明御殿の段、通称「袖萩祭文」のことや、古典と新作にかける思いなどについて、お話を伺いました。
プログラムの表紙は、毎回その公演で実際に使われる人形の衣裳を撮影し、デザインしています。
今回は、第2部「奥州安達原」に登場する2人の人物の衣裳を使用しました。誰の衣裳なのかは、プログラムをご購入の上、ぜひ舞台をご覧になってお確かめください!
さらに、プログラムには床本集がついています。
大夫が語る浄瑠璃を小冊子にまとめたものです。大夫と三味線の演奏を聴きながら参考にしたり、ご観劇後、舞台を思い出しながらじっくり読んで物語を味わうなど、床本集を使って文楽をより深く楽しんでみてはいかがでしょうか。
価格は、税込 650円。
11月文楽公演プログラム(解説書)のご紹介