(↑ 国立文楽劇場1階の芝居絵)
昨日、
「当ホームページが、正常にアップロードできているか?」
確認していて、思い出したことがあります。
体験レポートのページにある
「2014年6月25日(水)第101回文楽のつどいレポート」を読んで、
大切なことを思い出しました。
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番組は
1部は、落語作家 小佐田定雄さんのお話、
2部は、小佐田さんと三味線弾きの鶴澤清介さんの対談
の、2部構成になっていました。
小佐田さん曰く、
「文楽ファンにしかわからない小噺や落語がある。」
とのこと。
例えば「抜け雀」。
オチは「双蝶々曲輪日記」から来ているとのこと。
オチは「双蝶々曲輪日記」から来ているとのこと。
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自分の書いた文章を読んで、
今回の観劇の目的を思い出すという、
なんとも情けない状況ですが、
少し書かかせていただきます。
落語「抜け雀」のオチは、
宿屋に泊まった息子が、
「親に(鳥)籠を描かせてしまった。」
というものですが、
なぜ?
ここで、拍手喝采になるか?
は、
文楽「双蝶々曲輪日記」を知らないと理解できません。
それは、
「橋本の段」で登場する甚兵衛が、
駕籠屋で、
娘が吾妻。
「父親に駕籠をかかせた」
ことから、
落語「抜け雀」のオチは成り立っているのです。
もう1点、外題(題名)について、書かせていただきます。
「双蝶々」といっても、
蝶々は、一度も出てきません。
登場人物の
濡髪長五郎の「長」
と、
放駒長吉の「長」
で、
「双蝶々」と名付け、
2組の遊女と、その情夫の物語なので、
「曲輪(郭)日記」なのです。