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(↑「アーツサポート関西」が文楽支援。文楽人形が目録を受け取った。)

市民の寄付で芸術活動を支えようと

今年4月に発足した「アーツサポート関西」(ASK)の初の支援先が、

文楽の技芸員有志で構成する「NPO法人人形浄瑠璃文楽座」(大阪市中央区)

に決まり26日、大阪市天王寺区の生國魂神社で目録が文楽側に手渡された。

 ASKは、市民や企業からの寄付で関西圏を中心に芸術文化を支援しようと発足。

寄付者が特定の団体に助成支援を行うことができる。

 第1号の寄付を申し出たのは建物管理の「京阪神ビルディング」(大阪市中央区)。

「大阪で生まれ育った伝統文化を若い人に見てほしい」(中野健二郎社長)

と今年度から2年間で計500万円の寄付を決めた。

 この日、中野社長から文楽人形に目録が手渡され、

文楽座理事長の竹澤團七さんは「援助は非常にありがたい」と感謝した。

寄付をもとに、11月と来年1月に大阪・国立文楽劇場で行われる文楽公演に大学生らを1人500円で招待する。