去年の

9月15日から始まった

相愛大学人文学部公開授業

「日本の仏教と話芸」の最終回に

出席しました。

今日は

最終回ということで、

修了式もありました。

 

20170119.soai.3

20170119.soai.2

16:40から

釈先生の講義です。

【1】噺家の登場

安楽庵策伝や、浅井了意の後に登場した噺家。

・露の五郎兵衛

・米沢彦八

・鹿野武左衛門

 

【2】寄席が始まる

 

【落語の共振力】

■文学への影響

 言文一致運動への影響。

 夏目漱石。谷崎潤一郎。

 圓朝の落語が活字化される。

■その他

 映画「幕末太陽伝」「の・ようなもの」「しゃべれどもしゃべれども」

 漫画「寄席芸人伝」「どうらく息子」「昭和元禄落語心中」

 ドラマ「タイガー&ドラゴン」「ちりとてちん」

■エッセイ「市岡パラダイス」の抜粋を読む。←落語「除夜の雪」の類似が見られる。

 それは、何故か?

 エッセイ「市岡パラダイス」と落語「除夜の雪」の作者は同一人物の

 永瀧五郎だから。

 永瀧五郎は西区の日蓮宗のお寺の息子であった。

 父親が

 「お前もいづれは大勢の前で話をすることになるから、

 落語を勉強しておけ。」と

 寄席へよく連れていってくれた。

 その影響で、落語作家になった。

 釈先生から

 「永瀧五郎」と

 エッセイ「市岡パラダイス」について詳細な解説がありました。

以前

ゲストで来て下さった直林不退さんの「節談説教」を例に出して、

「法芸一如」と、大きく板書されました。

「落語の歴史を知るには、落語だけを見ていてもいけない」

「仏教や神道の歴史を紐解く必要がある」

という言葉で、

半年に渡る講義のまとめとされました。

 

次は

春之輔TIMEです。

ここは例によって

オフラインとなります。

最後は

春之輔師匠から

ひとりひとりの受講者に

「修了証」の授与がありました。

 

来年度も

「日本の仏教と話芸」の講座があるようです。

公式の発表をお待ち下さいませ。

 

20170119.soai.1