去年の
9月15日から始まった
相愛大学人文学部公開授業
「日本の仏教と話芸」の最終回に
出席しました。
今日は
最終回ということで、
修了式もありました。
16:40から
釈先生の講義です。
【1】噺家の登場
安楽庵策伝や、浅井了意の後に登場した噺家。
・露の五郎兵衛
・米沢彦八
・鹿野武左衛門
【2】寄席が始まる
【落語の共振力】
■文学への影響
言文一致運動への影響。
夏目漱石。谷崎潤一郎。
圓朝の落語が活字化される。
■その他
映画「幕末太陽伝」「の・ようなもの」「しゃべれどもしゃべれども」
漫画「寄席芸人伝」「どうらく息子」「昭和元禄落語心中」
ドラマ「タイガー&ドラゴン」「ちりとてちん」
■エッセイ「市岡パラダイス」の抜粋を読む。←落語「除夜の雪」の類似が見られる。
それは、何故か?
エッセイ「市岡パラダイス」と落語「除夜の雪」の作者は同一人物の
永瀧五郎だから。
永瀧五郎は西区の日蓮宗のお寺の息子であった。
父親が
「お前もいづれは大勢の前で話をすることになるから、
落語を勉強しておけ。」と
寄席へよく連れていってくれた。
その影響で、落語作家になった。
釈先生から
「永瀧五郎」と
エッセイ「市岡パラダイス」について詳細な解説がありました。
以前
ゲストで来て下さった直林不退さんの「節談説教」を例に出して、
「法芸一如」と、大きく板書されました。
「落語の歴史を知るには、落語だけを見ていてもいけない」
「仏教や神道の歴史を紐解く必要がある」
という言葉で、
半年に渡る講義のまとめとされました。
次は
春之輔TIMEです。
ここは例によって
オフラインとなります。
最後は
春之輔師匠から
ひとりひとりの受講者に
「修了証」の授与がありました。
来年度も
「日本の仏教と話芸」の講座があるようです。
公式の発表をお待ち下さいませ。
だれもSNSにアップしないのに「四代目は私に一票を」と言い続けたのが功を奏したでしょうかね。初代の芸風を継ぐなら福團治、三代目なら春之輔だろうと思いましたよ。