日曜日に催された

三代目桂春團治一周忌追善落語会を

反芻している。

 

出演者の豪華さを

未だに

シミジミと噛み締めているのだ。

 

harudanji.tuizen

 

上方の落語家さんだけで無く、

江戸の落語家さんの高座も含め

一度に、

こんなにたくさん拝見できる機会は

滅多とない。

 

まず

誰それの門下という枠組みを超えて、

春團治一門はもちろんのこと、

文枝一門、

米朝一門、

松鶴一門、

それぞれの門下から

出演者が、あった。

 

江戸落語からは

桂歌丸さんと

柳亭市馬さん。

 

酸素吸入器を付けて

東京から

大阪まで移動するのは

大変だったと思われるのに、

春團治追善の会とのことで

高座に上がって下さった歌丸さんに

思いを馳せる。

 

下っ端の

落語ファンの独り言と思い

聞き流して下さい。

「生前

春團治師匠と長い交流があり、

この一周忌追善落語会は

無理をしてでも

出演しようと

決心していらしたのだろう。

 

江戸落語だけが

流行ればいい。という考えは一切無く、

江戸落語も

上方落語も

お客さんが増えて

盛り上がって欲しい。

自分が出て

お客さんが喜んでくれるなら、

体調に無理があっても

大阪まで

足を運ぼう。」

と、強い意志があったのだろう。

 

市馬さんもしかり。

市馬さんと言えば

プロの歌手でもある落語家さん。

独演会や

二人会では

歌のコーナーも

お持ちだということは

噂で知っていたが

実際、耳にする機会は無かった。

ところが

市馬さんのサービス精神だろうか。

ネタ『二番煎じ』に登場する人物を

「歌好きの町人」に設定し、

市馬さんの自慢のノドを堪能することができた。

大阪の落語ファンに向けて

大サービスをしてくれたのである。

 

節操が無いと言われるだろうか?

 

私は

江戸落語も

上方落語も好きだ。

 

古典芸能案内人
天野光(アマノヒカル)でした。
 
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