去年から

大阪で開催している

電子図書館の使い方講座を

数回受講している。

今日も

大阪市立難波市民学習センターで

行われた『電子図書館de文楽再発見』を受講しました。

 

目的は

2つあって、

1つは、

文楽のことを広く深く調べること

 

もう1つは

実家にあった

文楽の新聞記事の

掲載日を調べることでした

 

IMG_0001

 

今日、

講座終わりに

講師を務めていた司書さんに

「この新聞記事の掲載日時を

知りたいんです。」と尋ねました。

司書さん「昭和ですか?」

私「簑助さんが出ていらっしゃるので

 昭和だと思います。」

司書さん「中央図書館3階の

カウンターに来てくれたら

昔の新聞記事の検索の仕方も

お教えします。」

私「はい、

お願いします。」

と言って帰ってきました。

 

帰宅すると

11日の朝

Amazonで注文した

写真集が届いていました。

 

IMG_0002

 

キレイな写真だなぁ、、、

惚れ惚れしながら見ていました。

 

90ページの

三代吉田簑助略年譜を

何気なく読んでいたら、

ありました。

 

文楽シアトル公演の

年と月が!

 

昭和37年7月~8月

アメリカ・シアトル21世紀博でデモンストレーション公演、

引き続きカナダ・バンクーバー、

アメリカ・ロスアンジェルス、ホノルルのデモンストレーション公演に参加。

 

私の父は

アンダーラインを引くのが

クセなんです。

洋画とスポーツとニュースしか見ない父親が

独身時代に文楽の記事にアンダーラインを引くはずがありません。

自分の妻の父である玉市にラインを引いているので

両親の結婚後の新聞と思われます。

 

両親が結婚したのが

昭和36年。

この新聞記事が

昭和37年。

 

点と点が線になって、

長年の私の謎が

解決した日になりました。

図書館に行かずに解決しちゃったよ。

 

新聞記事

そのままでは

読みにくいので

テキストにしました。

 

ご興味のある方は

お読み下さいませ。

 

文楽アメリカ公演へ

シアトル「21世紀博」に出演

大阪の郷土芸能として知られた文楽座人形浄瑠璃の海外公演は
戦前まだクローデル・フランス大使の駐日時代からしばしば
話題になり、戦後も数回ならず企画されたが、なにぶんにも
多人数の出演者と人形その他の運搬に多額の経費を要するので、
いずれも実現にいたらなかった。ところがこの春以来、通産省と
国際文化振興会とで計画されていたシアトルの❝二十一世紀博❞
への派遣出演はその後着々と実現し、いよいよ一行二十八名で
二十一日羽田発で壮途についた。一行は一ヶ月後八月二十日前後
大阪に帰着する。
一行は太夫では津大夫、つばめ大夫、春子大夫、文字大夫、織の
大夫、三味線では元老格の寛治喜左衛門に弥七、勝太郎、松之輔、
団六、勝平、人形では紋十郎、玉市、玉男、勘十郎、清十郎、文雀、
簑助、紋弥、玉昇らのメンバーだが、世界最高の人形劇と定評づけ
られている❝文楽❞の海外公演はこんどが最初のことなので、果たして
欧米人の鑑賞にどうした成果を見せるか、各方面から興味をもって
見られている。
上演狂言は(A)の部と(B)の部に分かれ、Aの部では「三番叟」
「壺坂霊験記」「義経千本桜道行」の三種。Bの部では「二人かむろ」
「八百屋お七」「釣女」「阿古屋琴責」「妹背山道行」の五種で、
A,Bとも上演時間は休憩を合わせ一時間五十分という思い切った
短い時間にアレンジされている。

以上です。

 

********************

 

古典芸能案内人
天野光(アマノヒカル)でした。
 
私のフェイスブックはこちらから。
フォロー、お友だち申請はお気軽に!
インスタグラムはこちらから。
ツイッターはこちらから。
フォローはお気軽に!(フォロバします。)
アメブロ「大阪の文楽、落語、歌舞伎の面白さを伝える古典芸能案内人」も更新中