bunraku.program.april.2015

 

「2代目玉男さんの襲名記念に」

是非、

購入して下さい。

というのは

言わずもがなですよね。

 

私は

44ページに注目しました。

4月公演の初日、

観劇させていただきました。

その公演の幕間で

国立劇場文楽賞と、文楽協会賞の贈賞式が行われたのです。

その様子が公式ホームページで

写真入りで紹介されています。

国立劇場文楽賞と文楽協会賞の贈賞式

 

●第34回(平成26年度) 国立劇場文楽賞
 〈文 楽 大 賞〉 吉田 和生
 〈文楽優秀賞〉 鶴澤 清介
 〈文楽優秀賞〉 吉田 幸助
 〈文楽奨励賞〉 豊澤 龍爾
 〈文楽奨励賞〉 豊竹 希大夫
 〈文楽特別賞〉 竹本 源大夫

●文楽協会賞
 〈太 夫 の 部〉 豊竹 芳穂大夫
 〈三味線の部〉 鶴澤 寛太郎
 〈人 形 の 部〉 吉田 和馬

 

源大夫師匠が

文楽ファンの前に

出てきて下さったのです。

感動ものでした。

私も泣きました。

たくさんのお客さんが

泣いていました。

大きな引退興行をすることなく

引退を発表なさった師匠が

舞台に出て下さって、

本当に嬉しかったです。

退場するときも、

表彰された技芸員さんが

源大夫師匠の退場を見守ってから、

舞台の袖に戻っていかれた姿を見て、

三業それぞれの技芸員さんが

他の技芸員さんにも

敬意をはらっていらっしゃるのが

とても良くわかりました。

「野球(ピッチャー、キャッチャー、外野手)」

「天ぷらうどん(天ぷら、うどん、だし)」

に例えられる文楽ですが、

三業のお互いの芸への敬意の上に成り立っている

高等芸術であることを再認識した瞬間でした。

「源大夫師匠、

いつまでも

お元気で。

文楽を見守っていて下さい。」

源大夫師匠の引退のご挨拶は

平成26年の11月公演のプログラムで

読むことができます。

 

さて、

平成27年4月のプログラム

44ページには

国立劇場文楽賞と、文楽協会賞を

受賞された技芸員さんのお名前が掲載されているのと

新技芸員誕生が掲載されているのが

是非、購入していただきたい理由です。

新技芸員さんは、

私が去年から足繁く通った研修生募集のイベントで

登場していらした元研修生さんなのです。

豊竹咲若大夫さん、

吉田玉征さん、

桐竹勘昇さんの

成長を温かく見守りたいと思います。