natsu2bu.2015

 

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階段の横に

「生写朝顔話」の垂れ幕がディスプレイされています。

第2部、見てきました。

ネタばれありで書きます。

 

6月の「文楽のつどい」にも参加させていただいたので、

予習バッチリの気持ちで観劇に臨みましたが、

新しい発見の連続で

大変、楽しませていただきました。

 

まず、登場人物が個性的なことが印象に残っています。

深雪が恋する阿曾次郎(のちの駒沢次郎左衛門)のカッコイイことと言ったら、

もうっ!!!

少女マンガの主人公並にカッコイイ!

深雪が悪党に絡まれているところを助ける、

和歌をプレゼントしてくれる、

儒学を勉強している、

イケメン、、、

かっこ良すぎるぅ!

深雪が好きになる気持ちがわかります。

 

脇役も

主役級に

存在感があるのですよね。

お馴染み「萩の祐仙」、

「立花桂庵」「乳母浅香」「戎屋徳右衛門」「岩代多喜太」などなど、

三業の技で

それぞれのキャラクターの性格に個性を持たせ、

悪役であっても

憎めない役柄になっています。

 

私からは3点

話させていただきます。

見どころ3つ、

1つ目「岡崎隠れ家の段」、

九段目のパロディになっていて

屋敷の門が、上手(舞台向かって右側)にあるのです。

普段の人形浄瑠璃と逆に配置されているので注目を。

 

2つ目「明石浦船別れの段」のラスト、

小舟に居る阿曾次郎が

大船から深雪が投げた扇を

見事にキャッチする一瞬は見逃せません。

客席からも

大喝采でした。

 

3つ目「薬売りの段」

立花桂庵が

笑い薬を

街道で売っているのですが、

そこで

上げている旗のロゴが超カワイイです。

「笑い薬」の

「笑」の部分が

本当に笑っているみたいな感じなんです。

プログラムに過去の上演写真が掲載されているのですが、

今回の旗と違うのですよね。

小道具さんの工夫が伝わってきました。

 

以上です。

第3部のブログへ続きます。

 

夏休み文楽特別公演